PS2

我が家に眠るスーパーコンピューター・プレステ2、5年前の購入価格は4万円を超える。パーティーに暇つぶしに、一時はフル稼働の活躍をみせたものの最近はめっきり稼働時間も減り、じめじめとした暗く腐ったテレビの下でほこりをかぶっていた。
そんなPS2だが、今でも欲しいと言ってくれる人がいる。たった今、とある市場に出荷した。望まれて行く、それが一番幸せなことだね。
私は以前、当時最新鋭マシンだったネオジオ+ソフト3本を500円で売ってしまったことがある。あの時は後々後悔したが、今回は5千500円という妥当な値段で買ってもらえた。そしてこの苦しい時代に、5年落ちのポンコツに5千500円もの大金をはたいてくれた私の友人に感謝したい。
嗚呼、すがすがしい・・・ゲームという異次元の仮想世界から解き放たれ、今、空を見れば秋晴れの薄青色が空一面に広がり、まるで天井が日本海だ。